おでかけ

駐車場料金は機械払い派?アプリ派?

海外に来て、ただでさえ慣れない左ハンドル&右側通行ってだけでも運転ストレスなのに、さらにストレスだったのが駐車場問題!

いわゆる「駐車場」はいいんですよ。ゲート入って、出る前にお金払えばいいんでしょ?

でも路上駐車やゲートがないのに有料ゾーンというのが最初本当に全然わかってなくて、何度か罰金くらいました・・・。でもわかってしまえばなんてことない!もう怖くないぞ!

オランダの駐車料金とゾーンについて


まずオランダの駐車料金とゾーンは、大きく分けて3種類あります。

(1)無料駐車ゾーン

(2)ブルーゾーン(一定時間に限り無料で停めてOK)

(3)有料ゾーン(曜日や時間指定がある時も)

私はアムステルフェーンが主な生活圏なんですが、無料ゾーンだったところも最近だんだんとブルーゾーンや有料ゾーンに・・・。やっぱり自転車で移動するのが一番なんですかねー。

ちなみに(3)の有料ゾーンも、地域によって1時間当たりの駐車料金は異なります。駐車料金のエリア分けは、各自治体のwebサイトや後で紹介する駐車場アプリで事前に確認できますよ!

(1)無料駐車ゾーン

その名の通り、どれだけ停めてても無料な路上駐車ゾーン。
基本的にショッピングモールなどが近くにない、住宅街とかですね。

そこが無料ゾーンかどうかは駐車場アプリのほか、周辺を見回してみて青い「P」の立て看板がないか、駐車スペースの線が青い色で書かれていないかで、見分けることができます。

(2)ブルーゾーン

いわゆる「青い線」の駐車スペース。ここは有料だけど一定時間に限り、無料で停めることができます。ブルーゾーンに停める時は、専用の青い札(parkeerschijf)をダッシュボードに置きます。

この青い札は、停め始めた時間を表示することができて、決まった時間以上駐車していると罰金の対象になります。

↑これはブルーゾーンの立て札。

上から順に、

  • ここはパーキングゾーンです
  • 青いパーキングカードを出しておけば、最大1時間半まで停めてOKです。
  • 月曜は13時~18時までが対象です。
  • 火曜日から土曜は、9時~18時までが対象です。

と、いう意味。


つまりこの辺は、夜間と日曜と月曜午前中は時間制限なしに停めてOK。それ以外は1時間半までなら無料で停めていいよ、というエリアなんですね。

ちなみに青い札は、中古車なら前のオーナーからもらうことがほとんど。あとはスーパーやHEMAやActionなどの雑貨店でも買えます。オランダナンバーの車であれば、他の国のブルーゾーンも同じオランダの青い札の表示で通用します。

また、セットした時間を延長したい場合は、車を少し動かして別のところに停めなおせばOKです。(青い札の時間だけを変更するのは、決まりとしてはNGだそうです。参照:anwb

(3)有料ゾーン

有料ゾーンは、近くに精算機があったり、同じく青い「P」の看板があります。ブルーゾーンの場合は最大時間が書かれてますが、書いてないのは有料ゾーン。あとSMSでも駐車利用申請ができるので、そのための4桁の番号が看板に書いてあります。

1時間当たりの駐車料金は、精算機にも書かれています。もちろん都市部や中心部の方が高い。あと時間あたりではなく、ちょっとでも停めたら1日料金(16ユーロとか)発生という場所もあります。アムステルフェーンだと、中心地周辺はそんな感じ。

駐車料金の支払い方

オランダに来てすぐは、この3つのゾーン分けの違いがよくわかりませんでした・・・。
無料と思い込んでたら、後日たっかい罰金の支払い請求が来てがっくりきたことも。

でも「青い看板があるかどうか」、周りを見回してみましょう!
じゃあ有料ゾーンだった場合、駐車料金を支払わないといけません。支払機を使う方法と、アプリを使う方法があります。

支払機で、事前精算をする

支払機は事前精算制です。支払機に行き、車のナンバー、駐車開始時間、終了時間を入力して、表示された金額を支払います。

それだけなんですが、私は支払機は結構ストレスでした・・・。というのも、

  • 終了時間を何時までにしたらいいか悩む
  • 早く用事が済んで出車しても、別に返金されない
  • 終了時間過ぎてしまうと罰金になってしまうので、慌てて再度支払機に行くことも
  • 支払機の画面が反応悪くて、ナンバーがうまく入力できない

とかね・・・。小さいストレスが結構あるんですよ。
なので途中からアプリに切り替えました。

アプリで、事後精算する

駐車場支払いアプリというのがあります。
アプリに車のナンバーを登録しておき、駐車開始と終了時に「Start」「Stop」をタップするだけ。Start押す前に駐車料金や対象時間も確認できます。料金は一か月分まとめて、後日銀行から引き落としです。

私の場合、感じていたストレスがなくなり、履歴も残るのでアプリの方が合ってました!

あと小さいお子さんがいると、支払機に並んでいる間も目が離せなくて大変だけど、アプリだと車内で全部完結できるのもおすすめポイント。

ただデメリットもあって、アプリの利用料がかかるということ。
あと「Stop」を押し忘れて、ずっと課金されてた!なんてこともあります。
(でもこれは、アプリでリマインダー通知を設定できます。)

オランダで駐車場アプリはこの3つが大手かなと思います。

EasyPark
月額2.5ユーロまたは、1回の駐車ごとに0.39ユーロのどちらかプランを選べる。2024年9月から初回登録料4.99ユーロが必要。ヨーロッパ各国で使われている。

Yellowbrick
月額3.25ユーロまたは、1回の駐車ごとに0.37ユーロのどちらかプランを選べる。オランダ国内250か所のParkBeeと連携。ParkBeeの支払いもアプリでできる。

ANWB
日本のJAFみたいな組織。会員制のロードサービスの他、アプリでルートプランや渋滞情報、駐車場情報などがわかるほか駐車料金支払いも可能。駐車料金支払いはYellowbrickと提携してるが、月額料金はなく1回の駐車ごとに0.33ユーロ。ANWB会員のみ利用可。

私は以前使っていた別のアプリがEasyParkと合併したので、EasyParkを使っています。アプリの使い勝手がよくて気に入ってます!

でも比較すると1回あたりの手数料はANWBが最安ですねぇ。
ANWB加入してるので、こっちに切り替えようかな。

有料駐車場を使う頻度によって、支払機と手数料がかかるアプリ、どっちがいいかは意見は分かれるかもしれません。

ぜひご家庭に合う方法で、ストレスなく駐車場の支払い済ませてくださいねー!